教えて豆知識

分譲マンション選びのポイント

まずはじめに、「あなたの希望をすべて叶えてくれる100点満点のマンションはありません」しかし、チェックポイントを押さえ、自分だけの1部屋をチョイスできたとき、そのマンションはあなたにとって「満足度100%」となるでしょう。
それでは、これからマンション選びのポイントについてお話しを進めていきます。
マンション選びで大切なことは「これだけは譲れない」「絶対にほしい」条件を明確にしておくことです。それが幾つかあるのなら、箇条書きにして優先順位をつけておきましょう。
一般的なポイントは、1.立地・環境 2.間取り・設備 3.価格に大別されます。
あれもほしい、これも譲れない、とたくさんでてきたら、グループ分けして整理してみましょう。本当に必要な条件が浮かび上がってきます。
次に新築・中古マンションそれぞれの特徴をご説明します。

新築マンション

新築マンションでは、完成前に図面やパンフレット等で販売をする「青田売り」が一般的です。
販売に際しては、モデルルームが用意されており、設備や仕様などのチェックをすることができます。
しかしここで気をつけたいことは、モデルルームが自分の購入希望タイプとは限らず、立体的なイメージが掴みにくく、設備・仕様に関してもオプションにより見栄えが良くなっている場合があることです。
モデルルームでは思い違いが無いよう、販売業者の担当者に説明を求め、根気よく図面をチェックし、立体的なイメージが湧くくらいまで確認していくことが大切です。
モデルルームと建設現場が離れている場合には必ず、現地に足を運び、日当りや生活環境などの確認もしておきましょう。
なお、モデルルームでは判らない、構造部分や工法、配水管の状況などは設計図面を見せてもらい確認しておくことをお勧めします。

中古マンション

中古マンションは、購入希望のお部屋を直接見ることができ、日当り・眺望・生活環境などを一度に確認することができます。専有部分と共有部分に分けてチェックすることが大切です。
専有部分については、設備機器の使用程度(傷み具合)補修箇所・現況をよく観察し、購入後のリフォームに制約があるかなど疑問に思ったことはその場で質問してみることです。
また、共用部分のエントランスはそのマンションの顔でもあり、綺麗に清掃されているなど好印象であれば管理組合の運営もスムーズであるなど予測できます。
共用部分の修繕記録・今後の予定など大規模修繕計画の有無などは所有者やマンション管理組合あるいは管理会社に確認しましょう。
購入後の維持費である、管理費・修繕積立金の改定や積立金不足による追加一時金の有無、ペット飼育など、現在管理組合で検討中の議案についても確認できれば安心です。